革の質感を、成形できる素材へ。


KOLLAMAT®は、革製品の製造過程で生まれる端材を活用し、樹脂と組み合わせることで成形可能にした新しい素材です。
革が持つしっとりとした質感、自然な表情、手に触れたときの温かみを、より自由な形状の製品へ展開できることが特長です。

従来の革素材は、縫う・貼る・巻くといった加工が中心でした。KOLLAMAT®は、射出成形などのものづくりのプロセスに取り入れることで、グリップ、ハンドル、外装部品、日用品、住設パーツなど、これまで革を使いにくかった領域にも応用の可能性を広げます。

このページでは、KOLLAMAT®がどのような背景から生まれ、どのような質感や成形性を持ち、実際のものづくりへどのようにつながっていくのかをご紹介します。


革は、製品に上質な印象や手ざわりを与える素材として、家具、ファッション、日用品、自動車内装など、さまざまな分野で使われてきました。一方で、革を立体形状に沿わせるには、裁断、縫製、貼り込み、巻き込みなどの工程が必要になります。

こうした加工は、革ならではの魅力を活かす方法である一方、細かな凹凸や曲面、厚みのある部品、複雑な形状に対応する際には、設計や製造上の制約が生まれることがあります。また、表面材として後から加える場合、部品そのものの形状や機能とは別工程で考える必要があります。

KOLLAMAT®は、革由来の繊維を樹脂と組み合わせることで、革の質感を成形部品そのものに取り込むことを目指した素材です。表面に貼るのではなく、素材自体を成形することで、形状、質感、機能を一体で設計できる可能性が生まれます。

手に触れるパーツや意匠部品に、革らしい温かみや自然な表情を加える。KOLLAMAT®は、従来の革加工とは異なるアプローチで、素材表現の選択肢を広げます。


KOLLAMAT®は、射出成形によって、凹凸のある形状や厚みのある部品、手に触れるグリップ形状などにも展開できます。革の質感を表面材として貼り合わせるのではなく、成形品そのものの表情として取り入れられることが特徴です。

特に相性がよいのは、見た目だけでなく、触れたときの印象が製品価値に関わる部位です。たとえば、ハンドルグリップ、操作部品、把手、つまみ、カバー、外装パーツなど、手に触れる機会が多い部品では、素材の質感が製品全体の印象に大きく影響します。

家電や日用品では、樹脂だけでは無機質に見えやすい部位に、自然な表情や温かみを加えることができます。住宅設備では、ドアハンドル、収納の取っ手、水回り小物、操作パネル周辺など、日常的に触れる部品への活用が考えられます。スポーツ用品やツール類では、握る、支える、操作するといった動作に関わる部分に、素材の個性を持たせることができます。

形状、質感、機能をひとつの部品として設計できることは、プロダクトデザインに新しい選択肢をもたらします。KOLLAMAT®は、単なる表面加飾ではなく、素材そのものから製品の印象をつくるための成形素材です。

自転車のハンドルグリップ




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