KOLLAMAT® PICK UP
2025年7月8日〜11の4日間にわたって開催された「Green Molding Webinar Week 2025」にて、KOLLAMAT®に関する講演を行いました。
今回はその報告と視聴者からのQ&Aをご紹介します。
KOLLAMAT®講演に160名超が注目
Green Molding Webinar Week 2025は、樹脂成形における付加価値アップ、トラブル解消、省エネ・省資源、省人化に関する話題を専門企業が講演する、樹脂加工業界最大規模の企業合同ウェビナーイベントです。今年は20社が登壇し39のウェビナーが配信されました。
「本革繊維と樹脂の融合で感性を刺激する新素材 “KOLLAMAT®”」と題した本講演では、KOLLAMAT®の背景や特徴に加え、デザイナー・企画開発担当者が注目すべき意匠性や環境性能、試作・量産までを見据えたサポート体制についてご紹介しました。
配信中は多くの方にご視聴いただき、ご質問やサンプル請求など大きな反響をいただきました。

視聴者から寄せられたご質問とその回答(一部抜粋)
成形条件に関するものから、長期仕様への影響、成形中のニオイまで、たくさんのご質問を頂戴しました。
その一部を紹介いたします。
Q. KOLLAMAT®はどのような樹脂と組み合わせていますか?
A. 革繊維とコンバウンディングするベースレジンはオレフィン系の材料です。
Q. PP/PEの配合比はいくらぐらいでしょうか?
A. 革繊維の配合はグレードにより差があります、テスト用に提供する材料は56% 45% 30%です
Q. 既存のPPとコンパウンドできますか?
A. KOLLAMAT®は単独でご使用ください。他の材料との混合使用はできません。
Q.革に含まれる水分の影響はありますか?
A. KOLLAMAT®製造過程で革成分の水分の管理は行っております。但し材料袋開封後は空気中の水分により吸湿します。成形時には材料乾燥機をご使用ください。また、保管時には吸湿防止対策も必要です。
Q.成形品を長期使用することで、外観に変化はありますか?
A.ヨーロッパで市販されている工具用のグリップでは、手汗等の影響で色目が濃くなるエイジング効果が楽しめる実例が出ています。
Q.機械的強度:引張、衝撃強度はいかほどですか?
A.グレードと革繊維の量により差がありますが、引張強度6~7Mpa、シャルピー衝撃強さ11kJ/m2程度です。
Q . 流動性・MFRはどれくらいですか?
A.グレード革繊維の比率により異なりますが、6~14g/10min程度です
Q.リブ、ボスへの充填は可能ですか?
A.可能です。
Q.成形温度を低めに設定されているように感じます。一番注意すべき点は何ですか?
A.KOLLAMAT®の開発、・製造を行っているBADER社の推奨樹脂温度は135℃〜175℃です。樹脂温度により革繊維の製品表面への表出状態が変化します。
Q.成形品からの匂いも気になりますが、成形中の匂いも気になります。
A.革の匂いもKOLLAMAT®の特徴です。成形時には高温となるため匂いは強いですが、成形後温度が下がること時系列で匂いは落ち着いてきます。

当日の講演はアーカイブでもご覧いただけます
今後の開発のヒントとして、また改めてKOLLAMAT®をご検討いただく際の資料として、ぜひご活用ください。
期間:2025年7月22日 ~ 2026年7月21日
実物に触れて相談できる「合同ミニ展示&リアル相談会」を開催
Webinar Weekと連動し、実サンプルの展示と個別相談ができる「合同ミニ展示&リアル相談会」を開催いたします。
オンラインでは伝えきれない革の質感や素材の厚み、香りなどを、ぜひ会場でご体感ください。
ウェビナーで聴いたものを一か所で、一度に、見れる/相談できる!
Green Molgind Webinar Week 2025連動「合同ミニ展示会 & 相談会」
開催日時:2025年7月29日(火)〜7月31日(木) 10:00〜17:00
会場:株式会社松井製作所 東京本社
東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング 9階
(JR線「大崎」駅 北改札口〈東口方面〉より徒歩3分)
ご来場には事前のお申込みが必要です。以下のフォームよりお申込みください。
※ 興味のある企業は「松井製作所」をご指定下さい。
<イベント概要>
Green Molgind Webinar Week 2025
会期:2025年7月8日(火)〜11日(金)
主催:株式会社松井製作所
協賛:グリーン・モールディング・ソリューション協会
公式サイト:https://webinarweek.net/ww/202507GM/
KOLLAMAT®の可能性をその手で確かめてください
